「浜本工芸名古屋ショールーム」をご訪問しました。 | インテリアプラス

本文へ

「浜本工芸名古屋ショールーム」をご訪問しました。

Twitter
Facebook
はてなブックマークはてな
友だち追加数

「浜本工芸名古屋ショールーム」をご訪問しました。

70年もの歴史を持つ広島の老舗家具メーカー「浜本工芸」をご存知でしょうか。ナラ材を使った木のぬくもりを大切にした老舗国産家具メーカーです。ダイニングやソファ、そして学習家具が有名なメーカーです。
この度、インテリアプラス取材班は「浜本工芸」様の名古屋ショールームを取材させていただきました。名古屋営業所 所長の中村様にお話を伺いました。

浜本工芸名古屋ショールーム

70周年を迎えた老舗家具メーカー「浜本工芸」とは?

Q:浜本工芸の成り立ちを教えてください。

A:創業者の浜本八右衛門は、新京(現在の中国吉林省長春)で終戦を迎え、ソ連の収容所で採炭に従事しておりましたが、その後帰国。戦争から生きて帰れた残りの半生を捧げようと、広島で障碍者の方を採用した木工授産所を立ち上げました。当時は財団法人としての発足でしたが、昭和27年に全業務を吸収し浜本工芸株式会社を創業し現在に至ります。現社長で三代目となります。
最初はテーブル、椅子などがメインでしたが、間もなく学習机などの学習家具を作り始めました。その後、学習机は浜本工芸の主力商品となりました。現在でも浜本工芸製品として一番知名度があるのは学習机だと思います。

浜本工芸の家具の特徴としては、70年以上の歴史を持つ老舗国産メーカーであり、広島にある2ヶ所の自社工場で作られる高品質な「国産家具」であること、そして、ナラ材、オーク材などの無垢材にこだわって製品づくりを行っていることがあります。

浜本工芸名古屋ショールーム

「浜本工芸」の注目ラインナップのご紹介

Q:それでは、浜本工芸様の注目の一押し製品をご紹介ください。

A:浜本工芸の製品には特に名前は無く、全て「型番」表記になっております。
まず、ご紹介したいのが「No.7200」ソファです。

No.7200 リビングチェア

No.7200 リビングチェア

「No.7200」はハイバックタイプのソファで背もたれが少し後ろに傾斜しています。そして、腰回りのクッションが少し前に出ており、座った状態で背中とソファの間に「すき間」が出来ないように設計されており、長時間、同じ姿勢で座っても快適にお使いいただけます。サイズも比較的コンパクトで奥行きは90cmほどしかありません。
両サイドの木製部分はもちろん「オーク材」で、3カラーをご用意しております。

No.7200 リビングチェア

革張りで2グレードをご用意しております(カラーは合計22種類)。スタンダードな型押しタイプの革と、スムース革という表面に凹凸の無いタイプがございます。スムース革は元々傷の少ない牛革を選別して使用しています。

No.3400 ダイニング

No.3400 ダイニング

「No.3400」ダイニングは、テーブル、チェア共に新しいシリーズです。
最大の特徴はサイズの割に軽量であること。座面幅は60cmあり、一般的なダイニングチェアの幅は50cm程度が普通ですので相当大きめですが、女性にも持ちやすい重さになっております。
肘掛け付と肘無しがあります。材質も革、スムース革、ソフトレザーが選べます。

No.3400 ダイニング

軽さの秘密ですが、座面と背もたれの内部に「布バネ」というものが入っています。フレーム自体は木製なのですが、ベースの座面・背もたれ部分に板を使わないことで、軽量化が実現しています。「布バネ」自体がクッション材を兼ねておりますので、底付き感の無い快適な座り心地をお楽しみいただけます。
加えて、座り心地を良くする為に細かな改良を重ねており、例えば、膝の裏に当たる部分に幅広の板を当てています。座った時に膝裏に座面の角が当たる感覚を少なくする効果があります。面で支えるイメージですね。

No.5400 ダイニング

No.5400 ダイニング

こちらが浜本工芸で一番売れているダイニングチェア「No.5400」シリーズです。
発売されてから7年ほど経つロングセラーモデルなんですが、このチェアも「軽い」という特徴があります。「No.3400」と同様に「布バネ」を採用しており、軽量化と座り心地の良さを実現しております。背もたれ部分が背中のラインに合わせた3次元形状になっており、フィット感の良い包み込むような座り心地を生み出します。

No.3000 リビングダイニング

No.3000 リビングダイニング

「No.3000」というリビングダイニングのシリーズです。
通常はダイニングセットとソファなどのリビング家具を別々にご購入されてお使いかと思いますが、ご紹介の「No.3000」シリーズは、リビングとダイニングをひとまとめにするというコンセプトで作られております。ダイニングとしてお食事をされ、リビングのソファとして快適におくつろぎいただくこともできます。ダイニングとソファを一つにまとめることで、お部屋の空間にゆとりも生まれます。
従来のリビングダイニング用ソファは、若干ソファ的な要素が残っているものも少なくありませんでした。具体的には座面が後ろに傾斜していたんですね。こちらの「No.3000」シリーズのソファは快適な座り心地を保ちながら、座面がフラット(水平)仕様となっており、お食事しやすい姿勢で座ることができます。

No.3000 リビングダイニング

張り地には「ラムース」という汚れやキズに強い素材が使われております。旭化成さんが開発した「マイクロファイバー」を使った新素材で、ペットのいるご家庭にもオススメできます。
ソファのバリエーションとしては、両肘付、片肘付(左右)、そして肘無しタイプとベンチタイプがございます。それらを組合すことで、写真のようなL字型のレイアウトを組むことが可能です。このソファの特徴として「肘掛」部分が背もたれと同じ高さ・角度になっています。このように肘掛け部分を背にしてくつろぐこともできます。

No.1800 リビングチェア

No.1800 リビングチェア

発売から20年以上の歴史を持つ、ロングセラーソファの「No.1800」シリーズです。
浜本工芸の人気商品のひとつで、現在も高い評価を頂いておりまして15万台を越える販売実績がございます。サイズバリエーションも豊富にご用意しておりまして10cm刻みでご対応が可能です。
このソファには座り心地を左右する「バケット構造」という仕組みがあります。背もたれと座面部分が車のシートのように身体を包み込むような形状になっていて、長時間座っても姿勢がくずれにくく快適な座り心地となっています。加えて、腰回りのサポート感をアップさせるために、腰部分のクッションを少し膨らませてすき間が出来ないような形状になっています。印象的な木製部分はもちろんこだわりの「ナラ材」を使用しております。

No.1800 ダイニング

No.1800 ダイニング

こちらも20年以上の販売実績を持つロングセラーの「No.1800」ダイニングシリーズです。
ダイニングチェアの特徴としては、クッション部分に「Sバネ」を採用しています。その上に厚みのあるクッション素材を乗せることで、まるでソファのような座り心地がご体感いただけます。ダイニングチェアでここまでの仕様は珍しいと思います。背もたれ部分は人間工学的に背中から腰に掛けて負担がかからない形状に設計されております。
そして、もう一つの特徴としては、チェアの座面を低めにしたモデルをご用意していることです。(※座面高さ41.5cm。通常の44.5cmモデルもあります。)身長の低い方や、お年寄りにお薦めのモデルです。

No.09 デスク

No.09 デスク

浜本工芸の主力商品の一つでもある「学習デスク」をいくつかご紹介いたします。
こちらは「No.09」デスクです。天板や引出前板、脚などはナラ無垢材が使われております。
高い機能性を持ち合わせた洗練されたデザインが特徴の学習デスクです。斜めの脚が特徴的です。デザイン性の高さはもちろんですが、お子様が出入りがしやすいよう配慮された形状になっております。例えば、デスクから離れた場所で座ってしまいますとお子様が自分で手前に引き寄せられない場合があります。「No.09」デスクは、座る位置にチェアを先に置いて、横から出入りできるようになっています。
チェアにも細かい配慮がされており、小さなお子様用に「足置き」と、外側から見えませんが移動しやすいようにキャスターも付いています。座って体重が掛かるとキャスターが沈み、チェアが動かなくなる仕様になっています。
デザイン性重視のデスクに見えますが、デスク下にA4サイズが入る棚を付けました。見た目以上に収納力があります。

No.17 デスク

No.17 デスク

こちらはお子様の成長と共に、天板の高さを変えることが出来る学習デスクです。
この高さが一番低い状態で、小学校にご入学されるお子様を想定して設定されております。チェアに座っても自然に足が床に届く高さになっています。チェアの独自のフレーム形状により座面高さを下げるほど座面が後ろに移動し、お子様が座った時にピッタリ背もたれに背中が付くように設定されています。

浜本工芸名古屋ショールーム

ありがとうございました。

長い歴史を持つ国内有数の老舗メーカー「浜本工芸」様の名古屋ショールームをご訪問し、中村所長様に詳しいお話をお伺いすることができました。70余年のノウハウに裏付けされた高品質な国産家具の数々、とても魅力的でした。
インテリアプラスでも「浜本工芸」商品をご覧になれるイベント販売会を多数ご紹介しております。ぜひ、この機会にお申し込みください。

※現在、名古屋ショールームは港区六軒家に移転しております。記事は熱田店当時のものとなります。

浜本工芸のイベント

アーカイブ

カテゴリー

マルイチセーリング 東京ショールーム プライベート特別ご優待会
インテリアプラスアウトレット
・テーブルマット ・フェルト ・ケアキット
インテリアプラス マトリックス(ベッド編)
インテリアプラス マトリックス(学習机編)