「シェララフィア」「センベラ」というドイツの素晴らしいノンスプリングマットレスをご存知ですか。 | インテリアプラス

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「シェララフィア」「センベラ」というドイツの素晴らしいノンスプリングマットレスをご存知ですか。

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シェララフィアショールーム

東京五反田「JR五反田駅」東口を出て2分にある東京デザインセンター4Fに「シェララフィア東京ショールーム」があります。
ドイツのノンスプリングマットレスのトップブランド「シェララフィア」と「センベラ」をメインに扱う関家具様のショールームです。ノンスプリングマットレスとはコイルスプリングの様な金属製パーツを使わないマットレスのことです。ドイツをはじめ環境意識の高いヨーロッパでは、産業廃棄物になってしまう金属パーツが大量に発生してしまう既存のコイルスプリングマットレスは、徐々に使われなくなっているそうです。日本でも少しずつ環境への意識が高まっており、今後ノンスプリングマットレスは注目されていくと思います。

今回は「シェララフィア東京ショールーム」を訪問して、シェララフィアとセンベラのマットレスについてご担当の澤永様にお話をお伺いいたしました。

シェララフィア

Q:関家具さんとドイツのノンスプリングマットレスとの出逢いについてお聞かせ下さい。

A:今から約12年前になりますが、センベラのショールームとしてオープン致しました。
それまで日本ではほとんど馴染みが無かったノンスプリングのマットレスを、ドイツの家具インテリアの展示会で当社関家具の担当者が見つけたのが最初です。最初にお取引を始めたブランドはセンベラでした。センベラのコンセプトでもある「人や環境にやさしくエコ」であることや「自然素材で作られている」ことは、日本のお客様に共感した頂けるのではないかと考えました。

Q:その頃は、ノンスプリングマットレスはほとんど無かったのですか?

A:そうですね。ほとんど認知されていませんでした。
当時はコイルスプリング製のマットレスが市場の多くを占めていました。そこからノンスプリングマットレスの中でも特にラテックスという素材を使ったマットレスについて、関家具の営業担当者がお取引先様に出向いて、地道に直接ご説明を続けました。
今では、何社かノンスプリングマットレスを販売されているブランドはありますが、弊社の「センベラ」はその先駆けと言ってもよい活動をしていたと思います。

 

低反発マットレスと高反発マットレスの違いとは?

シェララフィアとセンベラ

Q:日本では少し前まで低反発マットレスがすごく流行っていたような気がするのですが、最近は逆の高反発マットレスが注目されています。そもそも低反発と高反発はどこが違うのでしょうか。

A:私どもが扱う「シェララフィア」と「センベラ」のマットレスはどちらも高反発マットレスになります。
低反発と違って高い反発力が特徴になりますので、身体をしっかり支えて寝返りをしっかりサポートする効果があります。ラテックスについても同様に高反発素材として有名で、他の寝具で使われたることもありますし、スプリングマットレスでも上層部分にだけラテックスが使用されることもあります。

低反発の特徴を考えてみると、衝撃を効率よく吸収するというのがあると思います。しかし、実際には睡眠時にはそれほど大きな衝撃は少ないと思います。むしろ、高い反発力でしっかりと身体をサポートして寝返りを打ちやすくする高反発の方がマットレスの素材に向いていると考えています。
じっと同じ場所に寝ていると血流が滞ることがあります。適度な回数の寝返りを行うことは快適な睡眠には大切なことですが、身体が沈み込み過ぎずに高反発でしっかりとサポートする高反発マットレスは寝返りを打ちやすいという特徴があります。

Q:ラテックスのノンスプリングマットレスは、高温多湿な日本の気候風土に合わないのではないかというお話を聞くことがありますが、その点はどうなんでしょうか?

A:これはノンスプリング、コイルスプリングマットレスどちらにも言えることですが、絶対にカビが生えないと言い切れるマットレスは存在しません。しかし、マットレスを使う環境を整えたり、マットレスの裏表前後を定期的に位置替えする「ローテーション」を行うことで、湿気やカビからマットレスを守ることが出来ます。
私どもの扱うシェララフィア、センベラで使われているベッドフレームにはウッドスプリングが標準仕様となっております。これは体圧分散に効果があるのはもちろん、細い板のスラットのすき間が通気性を確保できるようになっています。
加えて、ラテックスの様なノンスプリング素材には、オープンセル構造という発泡したラバーフォーム内に無数の気泡があり、どの方向にも空気が通るように発泡されています。湿気を発散し通気性に優れた構造を持っています。

センベラ

Q:ラテックスというと何かゴムの固まりの様な印象を持っていて、湿気が溜まりそうなイメージがあったのですが、全然違いましたね。

A:そうですね。タイヤのゴムの様な印象ではなくて、一種の「蒸しパン」みたいな構造になっています。触ってみると見た目よりもしっかりとしています。縦横に大きな通気孔がありラテックス自体にも無数の小さな気泡が開いています。ミクロの世界ですね。

 

センベラとは全くコンセプトの違うシェララフィアのノンスプリングマットレス

Q:シェララフィアのマットレスはいつ頃からですか?

A:約7年前位からお取り扱いを始めました。
元々センベラはシェララフィアの自然素材マットレスを使ったブランドの一つなんですね。大元の親会社がシェララフィアとお考え下さい。センベラとは全くコンセプトの違うブルテックスやゲルテックス等の新素材を使ったシェララフィアブランドのマットレスになります。

Q:同じ会社の別ブランドということなのですが、センベラとシェララフィアのマットレス。最大の違いは何でしょうか。

A:センベラとシェララフィアを比べた場合ですが、シェララフィアは軽くて取扱いが楽というのがあります。センベラは自然素材を使っていて大変寝心地も良いのですが、ラテックスなのでマットレス自体が若干重たくなります。重たいと言っても一般的なコイルスプリングマットレスと同程度です。シェララフィアはより軽量となり季節毎のローテーションが楽に行えます。
また、センベラには天然ウールをカバーに使っていてドライクリーニングが必要になりますが、シェララフィアは人工的な新素材なので水洗いが可能となっています。
ドイツではシェララフィアは良い意味での「万人受け」するマットレスで、どのような人にもお勧め出来、受け入れられやすい。対してセンベラは、エコ指向が高く天然素材に興味のあるこだわりのある人向けのマットレスという棲み分けがされていると思います。

Q:シェララフィアのマットレスはセンベラと違って全て人工的な新素材が使われていますね。

A:シェララフィアのマットレスもセンベラと同様に高反発のマットレスになります。
高反発マットレスの長所はそのままに、センベラには無い「軽さ」だったり、「取扱いのしやすさ」等の長所があります。
最近の日本のマットレス市場の中では、高級グレードのマットレスになると凄く柔らかいマットレスが流行っています。その流れに呼応する形で2年前になりますが、ドイツのケルンメッセという家具の展示会で、シェララフィアからゲルテックスという新素材が発表されました。
これまでメインで使われていたブルテックスという高反発素材に、このゲルテックスを組み合わせた新しいマットレスも発表されました。今迄の高反発マットレスには無かった柔らかい寝心地を実現しています。

シェララフィア

Q:ゲルテックスの特徴というと?

A:ゲルテックスは優れた体圧分散性と通気性、半永久的な防臭・抗菌力を持つ新素材です。ポリウレタンとゲルを合成して発泡させて作られています。触っていただくとわかりますが、モチモチした感じというか柔らかい感触が特徴です。
ブルテックスという高反発素材と組み合わせて使うことでマットレスとして優れた性能を発揮します。
実際に触って頂くとゲルテックスとブルテックスの感触が全然違うことに気づかれると思います。

Q:シェララフィアのマットレスと一般的なコイルスプリングマットレスとの違いを教えて下さい。

A:コイルスプリングのマットレスを考えた時にボンネルコイルとポケットコイルの二つがあります。ボンネルコイルは面で身体を支えるので身体の細かい凹凸には合わせにくいと言われています。そこはポケットコイルで叶えることができるわけです。ポケットコイルも大きな物より小さなポケットコイルが並んでいた方がよりきめ細かく身体をサポートすることが出来ます。
では、シェララフィアのゲルテックスマットレスではどうなのかというと、それぞれのコイルが支えていた「点」がもっと小さくなったとお考え下さい。ミクロ的なサイズの極小の点が集まった面で支えることが出来ますので、コイルスプリングより滑らかに身体を支えることが出来、体圧分散性にも優れています。

また、ドイツやヨーロッパのお客様に支持されている理由の一つとして素材がエコだからというのがあります。中身に全く金属部品が使われていないということは、環境に負担を掛けることなく廃棄することが出来ます。ヨーロッパの環境先進国ならではの考え方だと思いますが、日本でも同じ様なエコ意識の高まりが起きつつあります。

Q:シェララフィアのマットレスのノンスプリングの耐久性はどうでしょうか。

A:もし耐久性の劣るノンスプリングマットレスならば、単純にコイルスプリングを選択した方がよいと思います。シェララフィアのロゴマークには、ローラーがマットレスを潰しているイラストが入っています。耐久性に関しては絶対の自信を持っている証拠でもあります。ノンスプリングマットレスの老舗メーカーとして、1909年創業から100年以上の歴史を持っています。数年でヘタってしまうマットレスでは、これだけの歴史を作れないと思います。
シェララフィアマットレスのブルテックスについては、人間が8時間の睡眠を10年続けた結果をシミュレーションできる圧縮残留歪みテストを行っています。結果はほとんど目視では確認できないほどの差しかありませんでした。耐久性に関しては信用して頂いて大丈夫だと考えております。

シェララフィア

シェララフィア

 

センベラのマットレスラインナップのご紹介

●センベラ ナチュラスター

センベラ

センベラの厳選自然素材を使ったスタンダードモデル。
内部はシンプルなラテックスフォームで、取り外しの出来るカバーが表面部分がオーガニックコットン、中に天然ウールが入っています。一見暖かそうなウールを夏も冬も使うのはどうかと思われがちですが、ウールは吸湿発散性が大変良い素材で、ウールの素材の中に水分を取り込んで発散する力を持っていますので、快適な湿度を保つことができます。まわりはオーガニックコットンで通気性が良く肌触りが良いのが特徴です。
表裏が同じ仕様になっていますので裏返して使うことが可能です。適度なローテーションを行うと湿気対策にもなります。

●センベラ ココスターⅢ

センベラ

アレルギーのある方にお勧め出来る硬めのマットレス
中央にココナッツファイバーが入ったタイプで、シリーズ中では硬めのマットレスになります。カバーの部分にケアコットンという特殊な加工を施したコットンを使っています。ハウスダストアレルギーのある方にもお使い頂けるようになっています。カバー内部にはウールではなくアクアラックスという中空繊維が入っていて、こちらもアレルギーのある方に適した素材です。ケアコットンとアクアラックスの組合せでシリーズで唯一、カバーの水洗いが可能となっています。

●センベラ プレミアム

センベラ

夏冬両面使い分け可能なセンベラハイグレードマットレス
このマットレスは夏面と冬面を持つ両面使い分けができるマットレスです。内部中央部分のラテックスフォームは同じなのですがプロファイル加工(孔の開け方)がより複雑になっています。冬面は表面がオーガニックコットンで内部にウールが入っているのですが、下半分がピートウールという泥炭を混ぜたウールが使われています。遠赤外線効果あり身体を温める効果があります。対して夏面は冷却効果があるリネンが使われています。内部はウールと放熱効果のある麻ウールが使われています。どちらの面の天然自然素材のみで作られているのが特徴です。

 

シェララフィアのマットレスラインナップのご紹介

●ゲルテックス プラチナ200

シェララフィア

ブルテックスとゲルテックスの2層構造を持つシェララフィアのスタンダードマットレス。
断面カットモデルの青いところがブルテックスで、濃いグレーの部分がゲルテックスになります。基本的にゲルテックスの厚みでグレードが上がっていくシンプルなシリーズ構成になっています。カットモデルをご覧になるとわけりますが、高反発素材のブルテックスの割合が多く、このシリーズの中で一番固めのマットレスとなります。ところが実際に腰掛けてみるとすごく柔らかい。横になってみるとはじめてゲルテックス独特の浮遊感を感じることが出来ます。体圧が適度に分散され、まるで水の中に浮かんでいる様な感じです。
カットモデルでは便宜上内部が剥き出しになっていますが、実際はこちらのように水洗い可能なカバーを外すと、内部を痛めないように保護カバーが付いています。

●ゲルテックス プラチナ240

シェララフィア

ゲルテックとブルテックスアクティブケアの2層構造に加え、肩が当たる部分にゲルテックス層を追加した3層モデル
ゲルテックス200の肩部分にゲルテックスを加えたより柔らかいモデルです。横に寝た時に肩の部分が出てきますので、その部分が沈みやすいように対応したモデルとなっています。

●ゲルテックス プラチナ240x

シェララフィア

シリーズのハイグレードモデルで、耐久性・ボディサポート力をアップした4層構造を採用
こちらの240xは、シリーズのハイグレードモデルになります。ゲルテックス240の仕様に加えて腰の部分にもゲルテックス層を追加しています。腰の部分は身体の中で一番重いので、ゲルテックスがしっかりサポートしながら柔らかく沈み込む仕様になっています。白く見える部分はブルテックスの密度を高めたパーツで身体のラインをよりフィットさせるためのものです。

 

シェララフィアのベッドフレームのご紹介

●福岡大川の関家具本社で制作された国産ベッドフレーム「ループ」

ベッドフレーム

九州の大川で製造された国産フレームの「ループ」です。無垢材を使っているのが特徴で、突板やシート貼りの素材では出せない丸みのあるフレームデザインが特徴です。脚の部分もカーブしています。ベッドフレームで脚がカーブしているのは珍しいとご評価をいただいております。使われる無垢材も選ぶことができます。写真はイエローバーチですが、受注生産でブラックチェリーやウォールナット、メープル等を選択できます。このループは当ショールームのオリジナルモデルとなります。ここだけでの販売となります。
シェララフィアでご用意するベッドフレームには、この「ループ」のように大川で生産される国産フレームと、お求め易い価格帯の海外産フレームをご用意しております。どちらのベッドフレームにもドイツセンベラ製のウッドスプリングを搭載しています。

●シェララフィアの寝心地をサポートする専用ウッドスプリング

ウッドスプリングは身体の部分によって重さが違うことに対応し弾力性を変えることができるものです。
一番ベーシックな頭、脚と肩、腰の部分はそれぞれ違う弾力性、硬さになっています。まず肩の部分ですが、ここだけグリーンに着色されていますが切り込みが入っていて一番柔らかい硬さになっています。逆に腰の部分は板が2枚重ねた構造になっています。緑の「つまみ」が付いていて、つまみを両端に持っていくと2枚が重なって2枚分の硬さになっています。一番硬い状態です。反対につまみを中央に寄せると2枚目の板は外れて浮いた状態になり1枚分の硬さのみが伝わる状態になります。
マットレスを購入後はマットレス自体の硬さを変えることはできません。実際に何日間か寝てみて初めて気づくことが多いのです。腰回りや肩の圧迫感などを感じても通常はどうしようもできませんが、ウッドスプリング仕様のベッドフレームであれば購入後でも簡単に硬さの微調整が可能です。

ウッドスプリング

ウッドスプリングに直接寝てみるとよくわかりますが、本当に肩から腰、そして足先まで身体のラインに沿ってウッドスプリングが波打っているのがわかります。これはマットレスを載せると効果が無いのではないかと思われるかもしれませんが、ノンスプリングマットレスを載せるとしっかりと体圧がウッドスプリングまで伝わります。これは欧米の有名ホテルにあるようなダブルクッションのベッドと同じ効果をもたらしているわけです。

ウッドスプリング

大変ご丁寧な説明を頂き、ノンスプリングマットレスのことが良く理解でしました。ご担当の澤永様、本当にありがとうございました。
環境先進国ドイツのノンスプリングマットレス「シェララフィア」と「センベラ」のマットレスについてお話をお伺いいたしました。エコ意識の高まりと優れたコンセプトが生み出すシェララフィアの新しいマットレス。全て自然素材で究極のエコを追求したセンベラ。そしてそれらのマットレスを支えるウッドスプリング仕様のベッドフレームと新しい発見がいっぱいのシェララフィア東京ショールームでした。
国内メーカーとは違う先進のマットレスを、是非一度ショールームで実際にご覧になってみて下さい。

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