フランスベッドは日本人の好みに合わせたベッドを作り続けている国産ベッドメーカーです。
日本のベッドメーカーで圧倒的なブランド力を持つのが「フランスベッド」。国内シェアも戦後復興期の創建時からナンバーワンブランドとして長く人気を保ち、一般のベッドから電動リクライニングベッドや介護ベッド、さらに海外の高級ブランド家具も手掛けるインテリアの総合メーカーとして現代は展開しています。
日本のベッドにおけるパイオニアブランドとして一貫して「日本人が好むベッド」を追及していることが、フランスベッドの特徴です。ベッド・マットレスは一貫して国内生産にこだわっています。それはお客さんの好みやトレンド、クレーム等を素早く反映させる為です。また細部まで手を抜かない日本人の気質から生まれた「メイドインジャパン」商品は、安定感のある高い品質を誇ります。ベッドは毎日同じものを同じように必ず使い続けるものです。購入した時と同じクオリティを保ち続けることを当然のように求められます。耐久性に対してシビアな品質を求められるベッドやマットレスには「長持ちする」というある意味で当たり前のことが大切な要素になり得るのです。
しかし、長持ちするからと言っても、寝心地が悪いベッドを毎日使い続けることが苦痛ですし、健康の為にも良くありません。ベッドは心地よい眠りをもたらす安心な場所でなければなりません。昨今地球規模の環境変化で日本は亜熱帯化していると言われます。室内で熱中症にかかる患者が近年増加しているのも気温の上昇の影響だと言われています。こんな状況で温度がこもる暑いベッドで休む事は、体も休まりませんし逆に病気の引き金になりかねません。
そこで、フランスベッドは日本の特殊な気候風土を考慮して、日本人の為のベッド・マットレスを開するに至りました。
日本人のマットレスの好み
日本には畳の文化があります。畳に敷き布団で寝る生活は決してリッチではありませんが、高温多湿な日本の環境に良く合った健康的でエコな睡眠環境だと言えます。
畳敷きに布団は硬めのマットレスのように背中周りの落ち込みが起きず、腰痛に良い環境と言えます。また、湿気がたまりにくくカビやダニの発生が起きにくかったとも言われています。結果論かもしれませんが、日本人の睡眠環境はある意味、大変進んだエコな環境だったと言えるかもしれません。
海外メーカー産の肉厚でリッチなベッド・マットレスを日本に持ち込んでも、日本の高温多湿な環境に合わなかったり、日本人の体格に合わないサイズや硬さで、そのまま受け入れて頂くには問題があることが多いのが実情です。
フランスベッドでは、こうした日本人のベッドの好み、また日本の高温多湿という風土、さらに日本人の筋肉の付き方や体型、体重などを考慮して、しっかりとした寝心地が得られる「高密度連続スプリング」という独自開発したスプリングを採用しています。そしてその「高密度連続スプリング」を使用したセミオーダー感覚で上層部の素材を選んで、自分の好みの硬さや質感を選べるように数種類のグレードを用意した主力マットレスが「ライフトリートメントマットレス」なのです。
フランスベッドの「高密度連続スプリングマットレス」は日本の高温多湿な気候風土や日本人の体格に合わせて作られています。
ここが一番重要な部分で、「高密度連続スプリングマットレス」と同レベルの寝心地や耐久性、品質の良さを実現している外国製ブランドのベッドはおそらくたくさん存在しています。それぞれ素晴らしいマットレスだと思いますが、本当に日本の気候風土を意識して作られていると思いますか?
フランスベッドの「高密度連続スプリングマットレス」は、湿度の高い日本で暮らす日本人を想定して本気で作り込まれています。先進諸国の中でも圧倒的に湿度の高い日本の国産ベッドメーカーを名乗る以上、そのマットレスには最高レベルの通気性を持つことを求められたのです。
「高密度連続スプリングマットレス」の高い通気性と速乾性は、太平洋側の湿気がひどい夏でも、日本海側の晴れ間の少ない冬でも、快適にすごすことが出来ます。
その証拠に『帝国ホテル』や『ホテルオークラ』『ワシントンホテル』など、日本にある一流ホテルも高密度連側スプリングマットレスを選んでいます。ホテルのみならず、医療・福祉・在宅介護などの場面でも使われている実績があるのです。
フランスベッドの「高密度連続スプリングマットレス」は、他のスプリングマットレスと何が違うのか。
日本の高温多湿な住環境は、特に梅雨時には室内は湿度が高くなり、マットレス内部に湿気が溜まりやすくなってしまいます。一般的なスプリングマットレスは2種類あって、ポケットコイルと呼ばれるひとつひとつのコイルが不織布に入った状態で分離しているタイプと、ボンネルコイルというスプリングが内部で一体化しているタイプがあります。ポケットコイルはスプリングが分離して「点」で支えるので、体圧分散に優れていると言われていますが、不織布で仕切っている為、内部に湿気がたまりやすいという大きな欠点があります。カビやダニの原因になるわけです。対してボンネルコイルは安価なマットレスに多い仕様で、一体化しているため通気性は良いのですが、「面」で支える構造になっていて、寝返り等の振動がマットレス全体に伝わります。
フランスベッドは、ボンネルコイルが抱える耐圧分散など弱点を独自の「高密度連続スプリング」を作り出すことで克服しました。フランスベッドだけが持つ独自の機械で作られる従「高密度連続スプリング」で、来型のスプリングに比べ鋼鉄ばねの密度が約2.5倍の硬い土台を作ることが可能になりました。その1つ1つのスプリングがあらゆる動きに対する荷重を点ではなく面で支えることにより、通常の鋼鉄を使うボンネルコイルなら負荷が掛かる腰部分からへたって行くのに、部分的な落ち込みがしにくく、なお耐圧分散に優れた特徴があるのです。こうして背中や腰の部分的な落ち込みがなく、理想的な寝姿勢であるS字ラインを維持し、健康で心地よい眠りを実現しました。硬い土台は耐久性にも優れます。
心地よい眠りには正しい寝姿になるように支える土台はしっかりして、さらに体に当たる表面部分は体が痛くならないようにソフトな感触があることが大切です。ソフト層にはウレタンフォーム、化繊綿、不織布、スモールフェザー、羊毛などを多層にしてソフトな感覚を高めます。ソフト層の詰め物でベッドの硬さを調節しています。さらに柔らかいソフト層がコイル部分に落ち込まないようにヤシの繊維を加工したコイヤーパットや、プレスパームロックなどで緩急層としてあります。フランスベッドのマットレス部分はこのような独自の3層構造を取ることで湿度の問題と寝心地の問題をクリアーしました。
フランスベッドの「高密度連続スプリングマットレス」いかがでしたでしょうか?
寝心地が良く作りが良くても、日本の環境ではカビが生えてしまっては、「一流の」ベッド・マットレスとは、残念ながら言えないかもしれません。
その意味で、「高密度連続スプリングマットレス」は寝心地、耐久性や品質に加えて速乾性と通気性に優れている、日本に住む日本人のためのベッドと言えるかもしれません。他社のベッドと比較してそれほど料金も高くないので、一生もののベッドを探している人には有力な選択肢の1つになると思います。
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