冨士ファニチア東京ショールームをご訪問しました。 | インテリアプラス

本文へ

冨士ファニチア東京ショールームをご訪問しました。

Twitter
Facebook
はてなブックマークはてな
友だち追加数

冨士ファニチア

冨士ファニチア」は自然豊かな徳島にある家具メーカーです。高い成型合板技術を持ち、無垢材では表現できない曲線的デザインを持つ美しいフォルムの家具でが有名です。特に成型合板を使ったチェアとソファが素晴らしく、張地のバリエーションも豊富で国産家具らしいきめ細やかな製品作りに定評があります。
今回、「冨士ファニチア東京ショールーム」をご訪問することになりました。
東京メトロ副都心線、大江戸線「東新宿駅」から徒歩5分の便利なロケーションにあります。所長の井上様にお話を伺いました。

冨士ファニチア

Q:まずは「冨士ファニチア」の成り立ちを教えてください。

A:本社と工場は徳島にあります。57年目になる家具メーカーなんですが、もともとはアメリカ輸出用にハードウッドチェアというノックダウン(組立式)の椅子を作っていました。その後、輸出から国内向けの家庭用家具にシフトしてきました。また、他社メーカーには無い「成型合板」技術を使った家具を40年近く製造しております。

Q:やはり、「冨士ファニチア」の特徴というと成型合板とファブリック系のソファでしょうか。

A:ファブリック系ソファは最近なんですよ。実は、日本の家具メーカーで一番最初に本革張り・総革張りソファを作ったメーカーは「冨士ファニチア」です。あと日本ソファよく見られる「半革」という、体の当たる部分が本革で後ろ側が合皮というソファも最初に作ったのは「冨士ファニチア」なんです。
最近になって、ファブリック(布)に力を入れるようになってきました。
2006年頃から社内デザイナーと外部デザイナーも加わり、高い技術を使った多品種少量生産に取り組み、ここ10年くらいで商品ラインナップが大きく変わってきました。

Q:今、一番売れている商品というとどのあたりになりますか。

A:ダイニングで一番売れているのは「Koti/コティ」ですね。ソファでは成型合板を使った「Agio/アージオ」です。「冨士ファニチア」の特徴が一番良く出ているソファで、大変人気があります。他社メーカーさんには無いタイプのソファなので、気に入っていただけたら他に振る商品がありません。そのあたりが「冨士ファニチア」の強みの一つでもあります。

Q:それでは「冨士ファニチア」の人気商品や注目商品をご説明いただきます。

一番人気のダイニングセット「Koti/コティ」

Koti/コティ

Koti/コティ

ダイニングテーブルはオール無垢材で脚のデザインにも力を入れています。
チェアも特徴があって、アームレスタイプなんですが少しだけ肘が乗るんですね。あまり大きくないので座りやすく奥にも入れやすいようになっています。もちろん、別にアームチェアもあります。
背もたれの裏側に小さな取手が付いていて移動がしやすくなっています。標準タイプのチェアと幅が少し広いワイドタイプのチェアもご用意しております。

ソファでくつろぎながら食事もできる「PERCHE/ペルシェ」シリーズ

PERCHE/ピーチ

PERCHE/ピーチ

こちらのソファとテーブルは「PERCHE/ペルシェ」というシリーズです。ソファは本革〜布までラインナップがありますがカバーリングとなっていて、傷んだら取り外して交換することができます。テーブルはソファで食事ができるよう高さ60cmに設定してあります。このソファで食事をすることを想定して座面の前部分を少し固めに仕上げてあります。後ろ側から背もたれは柔らかめにくつろげるように作られています。
カフェスタイルといいますか、割と若い方にも人気のあるモデルです。ご紹介のソファは革張りのモデルですが、お求め安い価格帯の布張りタイプもあります。

包まれるような座り心地が素晴らしいカバーリング対応の「nagi/ナギ」

nagi/ナギ

nagi/ナギ

羽毛をふんだんに使った厚めのクッションが特徴で、包まれるような座り心地の「nagi/ナギ」です。こちらも布張り、革張りとありまして、全てカバーリング対応となっております。ご家庭でくつろいでいる時、例えば体を預けて浅めに座ったり、ソファの前に座って背もたれ寄りかかったりしますよね。どんな使い方をされても、やさしく包み込むような印象のソファです。

冨士ファニチアの代表的人気ソファ「Agio/アージオ」

Agio/アージオ

Agio/アージオ

冨士ファニチアの成型合板の木製フレームはそれ自体が「しなり」、スプリングの役目も持っています。「Agio/アージオ」は薄めのクッションですが、このクッション性を持つ木製フレームがあるため、座り心地が良いとのご評価を頂いております。
クッションはボタン止め仕様になっていますが、実はこれもカバーリング対応なんです。洋服のボタンホールのような構造になっていてボタンを外すことができます。あとは普通にファスナーを開けて中のヌードクッションを取り外します。

Agio/アージオ

Agio/アージオ

繋ぎあわせることで2人掛け〜3人掛けにできます。このような1人掛けタイプも人気があります。別売りのオットマンを合わせるとリクライニングチェアとしてもお使いいただけます。このオットマンは座面が斜めになっていますが、このように水平にすることもでき、単品のスツールとしてもお使いいただけます。

3D成型技術を使ったコンパクトなソファ「Tapio/タピオ」

Tapio/タピオ

Tapio/タピオ

こちらは冨士ファニチアの独自技術のひとつでもある3D成型技術を初めて取り入れて作ったソファ「Tapio/タピオ」です。3D成型合板の美しいカープば魅力的なソファで、しっかり目の座り心地でコンパクトなサイズになっております。価格帯も比較的お求め安くなっております。

ボタン留めクッションが印象的なツートンカラーのソファ「Nico/ニコ」

Nico/ニコ

Nico/ニコ

ボタン留めファブリッククッションとオイルレザーの本体部分の組み合わせが美しいソファ「Nico/ニコ」です。クッション部分はカバーリング対応でクリーニング可能です。写真のソファは新しく採用した「折り紙」という生地を使っています。肘部分がコンパクトに出来ていますので実際に座るスペースを大きく取れるフォルムになっています。脚元もすっきり空間がありますので、ルンバ等にも対応しています。ショールームの展示ソファはツートンタイプですが、組み合わせは自由にお選びいただくことが出来、全てファブリックにしたり、レザーにすることも可能です。木部も選べますのでその組み合わせは膨大になります。オーダー対応ということになりますが、約1ヶ月で納品可能です。

冨士ファニチアの「コマ抜き成型」技術で作られたダイニングチェア

Ahti/アハティ

Ahti/アハティ

こちらは「Ahti/アハティ」というダイニングチェアですが、「コマ抜き成型」で作られています。肘掛部分の空間には元々、木が入っていたんですね。これにプレスを掛けて最後に抜いてしまい、肘掛けの形状に仕上げます。こちらのチェアの三角形の穴も同じですね。軽くてとても丈夫に仕上がります。

Calm/カーム

こちらも同じ成型合板のチェア「Calm/カーム」です。冨士ファニチアが最初に取り組んだ成型合板のダイニングチェアで、未だに売れ続けているロングセラーです。アームチェアで3.6kg、アームレスですと3.2kgと最軽量のチェアになります。片手で簡単に持ち上がるほど軽いです。同じ成型でも「不等厚成型」といって先に行くほど細くなっている仕上げを施しています。普通ですと例えば30枚重ねて先まで30枚で厚みが同じですが、「不等厚成型」の場合は、30枚から始まり最後は26枚と減らして先を細くして仕上げています。

冨士ファニチア

 

ありがとうございました。

成型合板の独自技術を持つ国内有数の家具メーカー「冨士ファニチア」様の東京ショールームをお伺いしました。軽さと丈夫さを両立した成型合板の優れた特製を知ることができ、大変勉強になりました。また、ファブリックやレザーを巧みに組み合わせた魅力的なソファも多数展示されており、国産メーカーらしいきめ細かい作りとコンセプトに感心してしまいました。
インテリアプラスでも冨士ファニチアの販売会イベントをご紹介しております。是非一度、お申し込みいただき、素晴らしい冨士ファニチアの製品をご体験いただければと思います。

冨士ファニチアがご覧になれる家具イベント

アーカイブ

カテゴリー

マルイチセーリング 東京ショールーム プライベート特別ご優待会
インテリアプラスアウトレット
・テーブルマット ・フェルト ・ケアキット
インテリアプラス マトリックス(ベッド編)
インテリアプラス マトリックス(学習机編)