組立家具(ノックダウン家具)の組み立てのコツと注意点 | インテリアプラス

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組立家具(ノックダウン家具)の組み立てのコツと注意点

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組み立て家具のコツ

組立家具とは、お客様ご自身で部品を組み立てていただく家具のことです。ノックダウン/KDとも言います。なんでノックダウン?って思いますが、元々は倒したり打ち壊したりする意味合いが分解・組み立てをするという意味に変化していったようですね。
組立家具は部材が板やパーツに分かれてネジや金具等と組立説明書といっしょに箱に詰められた状態になっています。中には簡易の組立用具(ドライバー等)が同梱されているものもあります。家具の完成品と比べてバラバラのパーツの状態で箱の中に詰められているので当然コンパクトになっています。また、部品の状態でそのまま出荷されますから、家具メーカーのコストも削減出来、完成家具に比べてリーズナブルになっています。
配送に関してですが、普通に家具屋さんの店頭で販売されている場合もありますが、ネット通販で箱の状態で製造メーカーから宅急便等で直送されることが増えています。理由は当然ですが配送費が安く済むから。最近ではイケア等の大型家具チェーンでは、組立家具を箱のままお客様ご自身で持ち帰りをしていただくことが増えています。よりリーズナブルに組立家具を手に入れることができるわけです。対して完成家具の場合は、通常の宅配便サイズを越えてしまうことが多く組立家具に比べて配送費が高くなることが多いですね。

自分で本当に組立られるの?不安ですか?

完成品家具に比べてリーズナブルなことが魅力の組立家具。でも、自分で家具を組み立てられるかな?と思われる方も多いと思います。
最近の組立家具は、各家具メーカーが「お客様に簡単に組み立てていただけるか?」を考え日々努力していますのでご安心ください。丁寧な組立説明書が入っていますので、落ち着いてじっくり取り組めば、ほとんどの方が上手に組み立てることが出来ます。また、どうしても組み立て方が分からない時は組立家具メーカーのサポートがありますので、そちらにご連絡下さい。多くの疑問が解決するはずです。
また、家具の組み立て作業は「自分で組み立てた充実感」を味わえますので、完成した時には嬉しく感じられます。自分で組み立てた家具なので、完成家具よりも愛着がわきます。

組立家具に必要な工具と使い方のコツ

組み立て家具の道具

●カッターナイフ
組立家具の開梱時に使用します。段ボール箱等に使う時はあまり深く切り込まないようにして下さい。最悪の場合、家具本体を傷つけてしまうことがあります。

●プラスドライバー
家具の組立時に必要です。いろいろなサイズがあると便利です。ドライバーのサイズをネジのサイズに合わせてください。ネジに対して垂直に入れて力の加減に気をつけましょう。ネジ山が潰れてしまいます。一定の力で回して留まったところから無理に回さないようにしましょう。

●ハンマー(トンカチ)
ハンマー板をダボで接合する際に、軽くたたくのに便利です。ハンマー(トンカチ)で板と板をダボで接合する場合は、穴が開いたり、傷がつくのを防ぐ為、厚手の布などをあてて軽く叩いてください。

●電動ドライバー
慣れが必要ですが、手回しでネジを締めるより早く作業ができ、手が痛くなりません。電動ドライバーをお使いになるときは、ネジを締めすぎないよう、充分お気をつけ下さい。

組み立て家具のトラブルのよくあるパターン

組立家具の組み立てを始めてトラブルになることがあります。

1.届いた組立家具に部品が入っていない。

組立家具の入っていた箱を開梱して組み立て作業を始めたが、途中で部品(ネジや板等)が足らないことに気づくパターンです。しっかりとした国産組立家具メーカーでは、品質マネジメントやISOの取得など製品管理の徹底を行っていて、部品が足らない等の問題はほとんど起こっておりません。よくあるパターンがご自宅で開梱時に部品を紛失してしまうパターンです。箱を開いた時に部品をきれいに並べて必要な部品が揃っているか確認をしましょう。
しかし、一部の組立メーカーや海外製品で部品が足らない、関係の無い部品が混じっていた、最初からキズが付いていた等のトラブルが起こっているようです。信頼できる家具メーカーの製品を選ぶことが一番ですが、開梱時には必ず内容を確認するようにしましょう。

組み立て家具トラブル

2.組み立てが上手く出来ない。

世の中にはいろいろなタイプの人がいて、家電等でも説明書を一切読まない人がいます。ほとんどの場合は直感で適当に弄れば何とかなるのかもしれません。組立家具の場合でも組立説明書を見ないでいきなり組立を始める人がいます。家電のボタンの押し間違えと違って、組立家具の場合は組立手順を間違えてしまうと、最悪の場合、家具そのものをダメにしてしまう場合があります。
組立家具を組み立てる時は必ず組立説明書をじっくり読んで下さい。まずは全体の流れを掴んで、手順通りに作業を始めましょう。どうしても分からない時はむやみに作業を進めずに購入したショップやメーカーのサービスに連絡を取って質問をして下さい。ちょっとした勘違いということもあります。また、説明書に2人以上で組み立てを推奨している商品を一人で無理に組み立てるのは絶対に止めましょう。予想外の事故が発生することがあります。
組み立て作業を始める特に気をつける点は板の表裏、上下を間違えないようにすることです。おかしいなと思いながら無理矢理組み込んでしまうと、後で気が付いても外せなくなってしまうことがあります。ネジ等もそれぞれの穴に合わせて数種類用意されていることが多く、使う場所を間違えると板を突き抜けてしまったり、逆に強度が不足してしまうことがあります。木製ダボもよく使われますが、木工ボンドで固定することが多く、付ける場所を間違えると後で取れなくなるので注意が必要です。

3.組み立ての場所が無いことに気が付く。

組立家具を購入する時は、完成した状態での家具の設置場所の寸法は測っていると思います。当然ですよね。しかし、組立をする時のスペースは確保しているでしょうか?
家具の組み立ては思った以上に作業スペースが必要です。特に人の背丈位ある収納系家具やリビングボード系などは設計図のように部品を展開して組立作業を進める必要があり、一部屋分程度の作業スペースが確保できるか事前にチェックしておく必要があります。スペースの無い場所で無理な組み立てを行うと、必ず無理が生じます。前述の「部品をなくした」「手順を間違えた」に加え、部材を傷つけてしまったり、完成はしたものの家具が歪んでしまうことがあります。また、組み立てを行う時には床に何か柔らかい素材を敷きましょう。フローリングや硬い床の場合、家具が傷ついたりすることがあります。

家具を組み立てる前のチェックポイントまとめ

  1. 組立家具を受け取る前に、段ボール等に傷やヘコミがないかよく調べましょう。
  2. 開梱時に、組立家具の部品のチェックをしましょう。
  3. 組み立て説明書に目を通し組立家具の完成図を確認しましょう。
  4. 家具を組み立てる際にケガをしない様、充分注意しましょう。

簡単ですが、組立家具を上手に組み立てるコツとポイント、そして注意点をまとめてみました。
せっかくリーズナブルに手に入れた組立家具です。楽しく組み立てて、愛着を持って大切に使って下さい。

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